日本書紀の謎を解く・129(賀茂王朝)

ここ数日日本書位の資料を整理していて、ふと思ったのは隼人の天皇は大伴狭手彦だけではなく、欽明天皇も火焔皇子(ほのほのみこ)も、火焔皇子と吉備姫との間に生まれた皇子も、母系社会で見ればすべて隼人の天皇で、それはもう隼人の王朝と言っていいものだったのではないかということです。私はこの王朝を鴨(賀茂)王朝と名付けてもいいんじゃないかと思っています。その王朝のグレートマザー的存在が美貌の吉備姫で、彼女こそ息長足媛です。ややこしいですが麛坂王、忍熊王の隼人王朝を倒した人物は倭のグレートマザー春日山田皇后こと神功皇后で、二人は別人です。
だいたい日本書紀に登場する人物は2名から3名を合体させています。
息長はおそらく鴨が餌を求めて水中に長時間潜るところから、日本書紀の編纂者たちが思いついて作り出した姓ではないかと思います。また鴨(賀茂)はもともと「神」からきていて、そのまま使うわけにはいかないので鴨としたのではないかと思います。風土記など読むとわかります。そうすることで物語中で幅広く利用しやすいと考えたのでしょう。
また編纂者たちが集まって鴨から連想するものを言い合っている時、ある編纂者が「うまし!」と叫んだ。そこから「可美真手命」の可美(うまし)、甘美内宿禰の甘美(うまし)が生まれました。実際ウマシはカモ氏に付けられた漢字に見事に対応しています。
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(味師内宿禰の師が何故か抜けてました。)

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簡単に図で説明しました。


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